こんなに違うの!?介護を考えたトイレの作り方!

◎トイレ周りの介護
住宅の中でトイレはもっとも重要な場所と考えられます。朝、昼、晩問わず使用され、もっとも使う頻度の高い場所です。
高齢者の方にとって自立して安全にそして使いやすく使用できるようにしなければなりません。
・トイレづくりのポイント
①腰掛式便器であること
立ち座りに負担がなく座る姿勢にも無理がありません。
②ウオシュレット
おしり洗浄機能、暖房便座は衛生面や冷え対策などの面から見ても必要です。
また、楽な姿勢で操作できるリモコン付きのもので視力低下や夜間の使用を考え操作ボタンが大きいものを選びます。
③体感保持
便器に長い間座り続けることが疲れの原因になる場合があります。
背もたれやアームレスト手すりなど身体を支える機能が必要です。
④掃除のしやすさ
高齢化とともにトイレの使用頻度が多くなります。
床から独立した壁掛け形式の便器であればトイレの床などのそうじも楽にすることができます。
⑤引き込み戸
トイレ等の出入り口には引込み戸にするのが望ましいです。
ドアのとってを握った身体をほとんど移動させることなくドアの開閉が可能になります。
1、ドアの開閉時の身体移動が外開きドアと比較して少なくなります。
2、ドアの前出が少ないため、狭い廊下でも通路幅を確保することができる。
・トイレ扉三枚連動引き戸
三枚の扉がスムーズに連動し、全開すると間口も広く取れ、車椅子での出入りも楽になります。
反対側の扉も開くので便器まわりなどのそうじも楽におこなえます。
・トイレ引込み戸
引き戸の操作性、安全性とドアの省スペースの両方の長所を併せ持った扉です。