今流行りのエコ住宅。実際のところ何がエコなの?

◎断熱、気密、遮熱
高断熱性、高気密性、遮熱性が重要
冬の寒さから守る断熱、中の空気を外へ逃がさずに新鮮に保つ気密性、 沖縄や暑い地域には欠かせない遮熱性を保つため各社こぞって新素材、新システムを開発しています。
・高気密、高断熱
冬のエアコンで温めた空気を外へ逃がさないようにし、部屋の中の温度を保ち、 エネルギー効率を上げます。
省エネの観点から気密性、断熱性は大事なポイントです。
今後の国の方針からも省エネは義務化に向けて進んでいるので、 住宅ローンの融資にも影響がでてくるでしょう。
換気をしながら確実に断熱出来る空調システムも次々開発されています。
・内断熱
柱と柱の間に入れるこれを内断熱(充填断熱)といいます。
今 現在新築されている住宅の 95%近くがグラスウールやロックウールなどの綿状断熱材をつかった内断熱(充填断熱)です。
・外断熱
柱の外側から 断熱材を貼るのが外断熱(外張り断熱)工法です。
・断熱、気密のキーワード
ペアガラス、ロックウール、ポリスチレンフォーム、外張り断熱
・遮熱
反対に夏の暑い日差しから守る遮熱も大事です。
遮熱シート、遮熱ガラスなど。
断熱、遮熱、気密性を考えることはエネルギー孤立からしてエコに欠かせない要素です。
◎雨水利用
雨水利用、雨水タンク
エコ住宅として雨水利用をする方が増えています。
雨水利用とは雨水の再利用で、トイレの流し水に使用したり、庭の撒き水にしたりときれいな水でなくてもいい場合は雨水を貯めて利用しようというものです。
庭などのスペースに雨水タンクを設置して雨水を貯蔵します。
・雨水タンクの価格
容量によって価格が違います。
容量は600リットル、500リットル、200や300など様々で、 安いものだと1万円を切るもの、高価なものだと7万円以上のものもあります。
デザインなども種類があり、おしゃれなものはやはり高価です。
節水村ではかなり多くの種類の取り扱いがあります。
◎スマートハウス
スマートハウスが最近増加しています。
スマートとは、スマートフォンと同じく、かしこい家という意味で、オール電化はもちろん、すべてがコンピューターシステムによって制御されエネルギー効率も格段にアップした未来型の住宅です。
スマートハウスの特徴
1、太陽光発電、ソーラーパネル
エコの観点で地球の環境を考えた太陽光発電システムです。 昼の間に太陽光で発電、それを蓄電池に蓄え、夜に使用します。
2、省エネ性能に優れた家電
消費電力の少ない家電を設置し、それらをネットワークでつないで自動コントロールによって消費電力を制御します。 スマートモニターやテレビモニターで現在の発電量、使用料など常に見える形にすることで意識が節電に向かいます。
3、電気自動車
電気自動車はそれ自体が蓄電池の働きをします。自給自足で発電した電気で自動車ですら動かします。
4、蓄電池
蓄電池はまだまだ高価なものですが、これからの製品開発で下ってはくるでしょう。 蓄電池の技術が進めばより多くの蓄電を可能にします。
5、外部からの操作
家電の操作をすべてスマートフォンで制御します。 消費電力、発電量などのチェックも外出先から確認、また、帰宅中にエアコンの操作も行えるなど簡単に家の設備をコントロールすることが可能です。
◎エコ窓
エコ窓という考え
エコ窓はエコサッシのことですで、窓ガラスやサッシに工夫を凝らした断熱、遮熱効果をアップさせた窓です。
窓からの熱の流出が一番大きいため、エコには欠かせないポイントです。
室内の温度を一定に保つことは、非常に重要です。
高齢者には室温と外気の温度差は身体的に負担が大きいため、室温を一定に保つ工夫は健康に過ごすには不可欠になります。
デザインも豊富で様々な色や木目調など、部屋のデザインに合わせた窓が選択可能です。
エコ窓の特徴
断熱、遮熱、結露軽減、防音、汚れにくい
主なメーカー
YKK AP
LIXIL
MATEX
エコ窓の採用方法
内窓で窓を2重にする。
ガラスだけを交換、ペアガラス、断熱ガラスなど。
窓をまるごと交換する。
エコ窓の費用やメリット
費用:4LDKだと50万くらい、費用は窓の大きさ、枚数によって決まる。
メリット
冷暖房費が軽減される
所得税乗除が受けられる
上記の点は10年間で考えるとメリットは大きい。
◎オール電化
オール電化の住宅
オール電化は、IHクッキング、エネファーム、エコキュート、太陽光発電などです。
屋根に太陽光パネルを設置し、昼間に発電、余った電気は電力会社へ売電します。
太陽光システム、ソーラーパネル
各社パネルシステムは色々ありますが、設置する量は一人当たり1kwあれば清潔に十分です。4人家族で4kwあれば売電してプラスになるでしょう。
太陽光システムの代金を回収するには数年かかりますが、その間、電気代がほぼいらないこと、
省エネ、エコの観点で設置する家庭は年々増えています。
よくある質問
停電時はどうなりますか?
これはオール電化でよくある質問です。
停電時は、IHクッキング、エコキュート両方使えません。
暖房も電気スイッチのものは使えなくなりますので、停電時は多くの電化製品が使えなくなります。
ガスと電気、冬場の灯油なども大きな災害を考えると準備が必要かもしれませんし、デメリットに感じるでしょう。
しかし、通常の生活を考えればオール電化のメリットは大きいと言えます。
エネファームに関しては、コスト的なメリットはほぼありません。
システムは非常によくできたものではありますが、価格から考えてよほどの資金余剰がない限りは採用するのは難しいでしょう。
補助金はありますか?
補助金は国や自治体からでているので予算がなくなれば終了です。
つまり早い者勝ちなので、業者に確認するか、各都道府県のHPを確認しましょう。