どの家が最強!?最初に悩む住宅の基礎と建物工法の種類。

◎住宅の基礎
住宅の基礎の種類
大きく分けて2種類の基礎工事
ベタ基礎
ベース生コンクリートを建物の範囲全てに流し込み、住宅に掛かる力を分散させて住宅全体を支える工法です。
建物の立つ範囲の地盤全てに鉄筋をサイの目に組み上げて、ベース生コンクリートを平らに15~20センチの厚さで流し込みんで作ります。コンクリートが固まった後、土台や力の掛かる部分に型枠を組み上げ、生コンクリートを流し込み完了です。
地盤のしっかりした場所に適した基礎になります。
布基礎
Tの字を逆にした断面形状の鉄筋コンクリートが、連続して設けられた基礎です。 強度としてはべた基礎の方が強いのですが、しっかりとした地盤であれば問題ありません。
基礎は耐震など重要な部分なので、各会社によってどの基礎工事を行うかはチェックしておきましょう。
◎工法
知っておこう建築の工法
注文住宅の場合、自由に設計できるので基本的な工法を理解しておきましょう。
各工法は一長一短です。
どれかが一番優れているというものではありません。
予算や自身の求めるポイントをしっかりと考え、計画を立てることが大切です。
木造軸組(在来工法)
日本では古来からある木の軸を組んで家を建てる工法です。
木造の特徴
構造的な制約が少ないので自由度が高く、増改築しやすい
高温多湿な風土に適している。
最近の技術革新で耐震性、防火耐性も万全
価格を低価格に抑えることが可能
鉄骨系プレハブ
プレハブとは工場などで前もって組み立てたパーツを現場で組み立てていく工法です。 鉄骨系プレハブ、軸組、パネル方式、併用方式などあります。
組み立てていくので工期が短い。
鉄骨なので頑丈、耐震性にすぐれている。
価格は高め
コンクリート系のプレハブ
工場での規格生産部品を組み立てて作る工法です。
耐震性、防火耐性、遮音、気密性などに優れている。
価格は高め
木質のプレハブ
骨組みが木質で鉄骨同様、現場で組み立てます。
パネル式ではめ込むものなどもあり、耐震性なども優れています。
2×4(ツーバイフォー)、2×6(ツーバイシックス) 「枠組壁工法」
木材の枠踏みにパネルを組み合わせて箱形に組み立てていく工法です。
木材の断面が2インチ×4インチ、2インチ×6インチのものがあります。
軽量鉄骨
厚さ6mm以下の鋼材で組み立てる工法です。
柱・梁及び筋交いで作られる木造軸組工法と原理は同じなので、 設計の自由度があり、大きな窓枠などデザインの選択肢が広がります。 鉄骨なので耐久性はかなり高いです。
重量鉄骨
厚さ6mm以上の鋼材を使います。
こちらは軽量鉄骨よりもさらに頑丈で、設計の自由度も大きいです。 大手ハウスメーカーに多い工法です。
RC(鉄筋コンクリート)
とにかく頑丈なRCです。
耐震、防火、防風などどんなことからも影響を受けにくいです。 設計の自由度、可変性もすぐれているのが特徴です。
価格はかなり高価になります。
このように工法がいくつかあり、ハウスメーカー、工務店系、建築士、建築デザイナーによって扱うものが違います。 それぞれの特徴をつかみ、どの工法がいいのかじっくりと検討しましょう。