みんな知りたい住宅の価格。いったいどうやって決まるの?

◎住宅の値段
住宅の値段は、土地+建物、または、建物のみ、建物+家具です。
この価格に税金や登録に必要な手数料などの諸費用がかかるので、そこまでしっかりと計算しておきましょう。
住宅が立つまでの住居費、引越し費用の諸費用だけでも高額になります。
自分の欲しい家が一体いくらかかるのかは、建売住宅などを参考に出来ます。
まずはおおよそのイメージを持ち、それに近い住宅を見に行きます。
家の大きさや間取り、ガレージの有無、こだわりたいポイントなどをしっかりと挙げ、 おおよその金額を出します。
太陽光は必要か、バリアフリーは必要かなど人によって、住宅の中で重要視する部分は違うので、 希望に合った住宅の見積もり金額は知っておくと、メーカーの話を聞く中で混乱せずに済みます。
ポイント
計画が一番重要
家族構成、今後のライフイベントも考慮
耐震、防犯など欠かせない部分をリストアップ
世帯年収が500万以下の家庭にマイホームは厳しい
世帯年収が500万以下の家庭は、住宅ローンを組むにしても現実厳しいです。
支払えなくなって家を手放しては何の意味がないので、自分の欲しい家の価格を調べ、住宅ローン、頭金はいくら用意できるのかなど夢を追うだけなく、現実的な面はしっかりと押さえましょう。
◎住宅の坪単価
住宅の坪単価はどうやって算出している?
注文住宅などの価格の表示で使われるのは、坪単価という言葉です。
以下は例としての坪単価55万円の設計手法と見積もり
建築費用
仮設工事97万円
基礎工事137万円
石・タイル工事63万円
防水工事21万円
本体工事485万円
板金・屋根工事59万円
金物工事147万円
左官工事61万円
建具工事81万円
塗装工事49万円
内装工事36万円
雑工事120万円
設備工事438万円
諸経費138万円
建築費合計 1932万
その他費用
外構工事費用183万円
照明器具費用62万円
設計費用117万円
監理費用119万円
その他費用の合計 481万円
坪単価の注意点
坪単価については、明確な法律のしばりがありません。 したがって坪単価の算出は各社違います。
安く見せるためのからくりが存在しますので注意しましょう。
注意点
1、メーターモジュール
住宅の設計には、メーターモジュール、尺モジュールの2種類があります。 尺モジュールよりもメーターモジュールの方が1,2倍広いため、 メーターモジュールでの算出の場合は坪単価が安くなります。
2、建物本体工事とそれ以外の工事を分けて計算
坪単価には入っていない工事費用がある場合があります。 生活に必要な電話、電気などの工事費は除外されている場合があるります。
3、オプション工事
基本の建物の工事のみで、ベランダや玄関外周りがオプション扱いになっている場合もあります。
4、工事面積と延床面積
延床面積と工事面積は違います。
たとえばロフトや屋根裏収納など、延床面積には入らない部分も工事面積には入っており、 建物の価格を工事面積で割る方が、延床面積で割るよりも坪単価を安く見せることができます。
この辺りもしっかり確認しましょう。