知らないと怖い住宅被害。必ず家づくりに取り入れたいものとは?

◎耐震住宅
耐震とは
耐震とは建物そのものの地震の揺れに対しての耐久性です。 そのほか、免震、制震などあり、いずれも揺れを軽減するものです。
免震とは
免震は、建物を基礎と分離させて間に免震装置を設置したものです。 免震装置が揺れを吸収する仕組みになっています。
制震とは
制震とは、構造の枠組みと枠組みの間に制震装置を付けて、揺れを軽減させるものです。 制震装置は各社から出ており、特許製品もあれば同じような装置もありますし、材質も鉄製もあれば、 ゴムのような素材もあります。
CMでおなじみのダイワマンXも制震装置がXのような形をとっているため、そのような名前になっています。
最近では、木造でもこのような耐震装置のおかげで構造の耐久性が高くなっています。
耐震に関しては、基本的には地盤の強度の影響が大きいため、地盤調査をしっかり行いましょう。 これも重要なポイントですね。
◎結露対策
結露が家へ及ぼす影響
結露は住宅にとって害になり、無視できない問題の一つです。
結露によって、カビ、シロアリ、断熱材の老朽化などを引き起こします。
結露を防ぐには、結露が起きにくい状況を作ることが大切です。
通気をよくし、常に乾燥している状態を保つための工夫が必要になります。
1、換気の計画
換気の基本は入るところと出るところの2カ所を設けることです。
そして風が通る時に壁全体に当たるような位置に通気口、ドアを設置することです。
2、2つ目の窓か換気扇をつける
ドアなどをどうしてもベストな位置につけられない場合は、2つ目の窓、換気扇をつけるようにしましょう。 空間に空気が滞留する場所を防ぐことが結露防止に効果的です。
3、住宅密集地には換気扇の設置が必要
住宅が密集している場合は、どうしても風が通らない、空気の滞留する場所が出来てしまいます。 その滞留する場所に家を建てなければいけない場合は、換気扇の数を多くしたり、設置場所の計画が大切です。
4、床下の換気は特に注意
床下や壁の間には見えないだけで結露が起きやすい状況が多くあります。
床下換気やメーカーの技術による通気性の解決案など、じっくり検討する必要があります。
住宅展示会などでモデルハウスを見学するときは、結露をどのように解決しているかもチェックポイントです。
◎シロアリ対策
戸建住宅の場合は、特にシロアリ対策が重要です。
工法に関係なく被害を受けるので、懸念材料ではありますが、対策も強化されつつあります。
木造のシロアリ対策
メーカーによってはいい加減な会社もあるので調査や面談が必要です。
多くが加圧式注入で木材にシロアリ対策の薬剤を科学的に加圧で注入したものを使用しています。
シロアリは湿気を好むので、湿気対策も重要です。
断熱材や壁に結露がついて悪影響を与える場合はありますのでここも注意です。
床下換気システムや結露になりにくい方法がありますのでメーカーにしっかり確認しておきましょう。
建ててから数年は被害は出ないものなので、その後のケアをしてくれるかどうかも会社選びのポイントです。
主なシロアリ対策
木材に薬剤を注入したものを使用(シロアリ駆除処理)
建物、床下などに薬剤を散布
基礎、床下に換気の工夫
土壌処理