中高年層だけじゃない!若い世代にも愛される平屋建て住宅の魅力。

◎平屋建ての魅力
中高年層に好まれる傾向の平屋建ての住宅ですが、最近若い世代にも平屋建てを建築する人が増えています。
どんな魅力があるのでしょうか?
今までは、階段の昇り降りがきついとか、子育てが終わって2階建ての必要がなくなったなどという理由が多かったのですが、若い世代の方が注目している理由が、子供の勉強をリビングルームでさせることが、教育上優れていると言われ始めていることを知ったことです。
個室で勉強するよりも、周りに親がいていろんな話や家事をする中で勉強することが、集中できる、ということらしいです。
雑音の中で勉強できるようになることで、集中力が養われるようです。
たぶん身近に家族がいるという安心感もあってのことと思います。
わからないところを聞いてきたりしたときに、すぐに対応できるという利点など、家族の絆を深める効果もあるようです。
同じことは2階建てでもできるわけですが、子供たちはついつい、自分の部屋に入りっきりになるようです。
1階で疲れて寝た子供を2階までおんぶして階段を上ることもありません。
平屋建ての場合、同じフロアで食事をし、勉強をし、疲れたら休む、ということで、生活が充実できるようです。
家族みんなが気持ちを一つにして生活できる、という理想が実現しそうですね。
◎平屋建ての安全性
住宅内での事故は多く報告されています。
お風呂での溺死、台所でのやけど、玄関での転倒、ドアや窓での手を挟まれる事故などあります。
これらは平屋建て、2階建てにかかわらず発生しうる事故です。
ほかに多いのが、階段での転落、転倒事故です。
手に荷物を持っていたり、足もとを確認していなかったりで、転倒などは起きるものです。
平屋建ての場合、階段がない、ということは、階段での事故がない、ということです。
2階建てに住んでいる若い方も、1階で洗濯し2階のベランダに干す、という作業を面倒になって1階のサンルームや洗面所、庭などに干しているようです。
高齢になってくると、階段の昇り降りは苦になるものです。
30代のころ2階建て住宅を造ったものの、子育てが終わったら、2階の部屋は物置になった、という家は多くあります。
平屋建ては、非常時の避難にもメリットがあります。
仮に台所から火事が発生した場合、2階よりも1階からのほうが避難しやすいことはわかります。
そうはいうものの平屋建ては、2階建てに比べて土地の面積が多く必要になります。
予算的に無理がなければ、平屋建ての間取りをおすすめします。
2階建てでも、1階に寝室を持ってくるとか、和室を将来寝室にするなどと考えての間取りもいいかもしれません。