いくらまで借りれるの?住宅ローンと初めの諸費用!?

◎住宅ローンの借入金額
ポイント
総借入金額 年収の4倍以下まで
頭金 物件価格の3割程度
月額の返済額 月収の2割まで
借りる総額の決め方
金融機関が貸してくれる金額ではなく、自分自身が最後まで返済できる額が借入できる金額です。
毎月返済できる額が10万円、定年までの期間が25年、金利が3%のローンなら、 借入できる額は約2,500万円くらいになります。
頭金はいくら必要か?
3,000万円の中古マンションを購入する場合の例では、 諸費用が180万円、頭金を2割用意しようという場合には、780万円の自己資金が必要です。
住宅ローンを考える場合、物件の費用だけでなく、以下の諸費用も忘れないようにしましょう。
住宅購入の諸費用
印紙税
登録免許税
登記手数料
不動産取得税
融資手数料
保証料、保険料
引越し費用
◎住宅ローンの金利の種類
住宅ローンの金利を抑えておきましょう。
長期に付き合っていくローンなので、金利は大きなポイントになります。
主に以下の3つ、その中でいくつかのタイプがあります。。
固定金利について
全期間固定
特徴:全期間適用金利が一定
メリット:低金利の時に借りれば、将来の金利上昇リスクがない。
段階金利型
特徴:10年目など何年後かに金利が上がる
メリット:低金利時の借り入れによる金利上昇リスクがないこと、家計管理しやすこと
※固定金利の注意すべきところ
金利下降期に借りずに、金利下降が一定になった時点で借りないと負担が大きい。
変動金利について
変動金利
特徴:年2回の金利見直し、5年は返済額固定
メリット:低金利期や金利下降期にはお得
注意するところ:
急激な金利上昇期には未収利息が元金に組み込まれ、元金が増えること、 適用金利が上がると毎5年に返済額がアップすること。
上限金利特約
特徴:年2回の金利見直しはあるもの、上限金利を超えない。
メリット:期間内は上限金利以上に金利が上がらない、・低金利期や金利下降期にはお得。
注意するところ:
初めに設定した期間ごとに返済額は変わるので、適用金利が上がると返済額はアップすることと、 上限金利設定のためにリスクはが少ない分、金利は高めになる。
固定金利選択型
特徴:固定期間終了後に固定金利か変動金利かを選ぶことができる。
メリット:固定期間が終われば、その時点の金利状況で得な方を選べる。
注意するところ:
金利上昇が続いた場合には初めから長期の固定金利にしておいた方が有利。 逆に金利下降が続くと、初めから変動金利にしておいた方が有利。
◎住宅ローンの返済方法
住宅ローンの返済方式は2種類
元利均等返済方式
毎回の返済額(元金と利息の合計)が同じ金額になるように返済します。 毎回の返済額が一定、長期にわたる返済計画が立てやすくなっています。 それに繰上返済をして支払利息の軽減をすることもできます。
固定期間選択型は、多くの銀行では元利均等返済方式だけの取り扱い
元金均等返済方式
借入元金を返済回数で割った額に、残高に対する利息を上乗せして返済します。 毎回、一定額の元金を返済していくため、ローン残高が確実に減ります。 元利均等返済に比べてトータルで支払う利息が少なくなります。
まとめ:両方を比較して、元金均等返済方式の方が総支払額がすくなる。
金利タイプを全期間固定型と固定期間選択型に分け、 さらに元金均等返済方式と元利均等返済方式に分けて利用した場合の比較
安いランキング
1、全期間固定型で元金均等
2、固定期間選択型で元金均等
3、全期間固定型で元利均等
4、固定期間選択型で元利均等
◎主な住宅ローンの商品
大きく分けて『公的融資』と『民間融資』
その中でも金利の計算方法が違い、支払いに大きく影響します。
固定金利、変動金利、固定金利選択型
固定はずっと固定金利、変動は金利変動に合わせて、選択型は固定期間によって利息率が違います。
それから長期優良住宅や、エコ住宅に関しては特別金利になるものもあります。
公的機関の主な商品
フラット35
フラット35Sエコ、ベーシック
フラット50 償還期間最高50年
財形住宅融資
経過措置融資
民間融資
都市銀行、地方銀行、信用金庫など多種多様にあります。
その他の特殊なローンなら諸費用ローンなどもあります。
各社、各種住宅ローンサイトでは、目的別のシュミレーションを行うことができます。