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聞きなれない言葉、ホームインスペクション。後悔したくないなら・・・

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聞きなれない言葉、ホームインスペクション。後悔したくないなら・・・
 

「ホームインスペクション」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
「インスペクション」という言葉を辞書で調べてみると、「視察・検査・点検・監視」と書かれています。
「ホームインスペクション」は住宅の「インスペクション」。
一級建築士などの専門家が建物を検査することです。

一般的には、「建物検査」とか「住宅診断」とかいう名称で呼ばれています。
新築一戸建て住宅や新築マンションの場合、建物完成時の内覧会に専門家が同行して、建物をチェックするというものも「建物検査」という意味においては「ホームインスペクション」に含まれるでしょう。
しかし、新築住宅の場合は売買契約の締結後、引渡し前に購入した住宅を確認、チェックすることになります。
一方、中古住宅の場合には、売買契約締結前に「ホームインスペクション」を実施することができます。
そして、検査結果によりその住宅を購入するかどうかの判断基準にすることができます。

「この建物を購入して大丈夫だろうか?」という不安を抱いたまま購入するより、事前に専門家に検査してもらい、建物の状態を理解した上で購入する方が利用価値は高いですよね。
社団法人不動産流通経営協会の「不動産流通業に関する消費者動向調査<第13回(2008年度)」によりますと、既存住宅(中古住宅)の売買に際して受けたいサービスの調査では、既存一戸建て購入者は49.4%、既存マンション購入者は34.2%の方が「ホームインスペクション」と答えており、ニーズは高いと言えます。
財団法人不動産流通近代化センターの中古住宅査定の手引き「価格査定マニュアル2009年版」では、住宅履歴書や「ホームインスペクション」による安全性確保、省エネルギー設備の有無によって査定価格が数パーセントを上乗せされることになりました。
中古住宅の売主が「ホームインスペクション」を実施することにより、売買金額が上がるということです。

また、民主党の
「政策集INDEX2009」には「中古住宅物件に瑕疵がないか等を正しく診断できる人(ホームインスペクター)を育成することで、中古住宅を安心して取引できるようにします。このため、施工現場の記録を取引時に添付することを推進します。」
という内容が盛り込まれています。
中古住宅の査定価格が上乗せされ、政府が推奨する「ホームインスペクション」。
現在はまだまだマイナーですが、今後「ホームインスペクション」という言葉が広まるにつれ、需要が増えることが予想されます。

具体的にどのような検査をするのでしょうか。
「ホームインスペクション」は専門知識、専門技術を有する建築士などの第三者が「目視」「触診」を基本に、補助的にスケール・ライト・水平器などの検査道具を用い検査・調査を実施します。

検査箇所は
・地盤、基礎、壁、柱のうち屋外に面する部分
・屋根
・床下(土台・床組)
・小屋組
・壁、柱、梁のうち屋内に面する部分
・床
・天井
・軒裏
・階段
・建具(窓、ドア、シャッター)
・手摺り
・バルコニー
・雨樋
・給水設備、給湯設備、排水設備、換気設備
などです。

各部位のひび割れ、欠損、剥がれ、破損、傾き、腐食、蟻害、沈み、浮き、ぐらつき、接合部分の不接合、雨漏りの跡、たわみ、さび、建具の開閉、機器・器具の状態、漏水、給排水の状態、ダクトの状態等が検査の内容となります。
検査時間はマンションで1~2時間、一戸建てでは2~3時間程度です。
検査が終わって数日すると、検査結果の報告書が届きます。
「ホームインスペクション」にかかる費用は概ね5万円から15万円です。
検査をする会社によってマチマチですし、住宅の広さや検査員の人数によって異なる場合があります。
マンションより一戸建ての方が高額となります。

次に「ホームインスペクション」を行うことによるメリットを考えてみましょう。
先ず、売主のメリットです。
・売却後、建物に関して買主からのクレームが減ることが考えられます。
・買主に「安心」を提供でき、早期の売却が期待できます。
・物件の性能をアピールできます。

次は、買主のメリットです。
・購入する住宅の性能や欠陥の有無を事前に確認できます。
・修繕箇所や修繕の概算費用を事前に把握することができます。
などです。
そして、売買を仲介する不動産会社にもメリットが考えられます。
・建物の瑕疵に関して、取引後のトラブルの抑止効果があります。
・ユーザーの立場に立つことによって「信頼」を得ることができます。
・建物に対して不安に思うユーザーに対して「安心」を提供でき、早期の決断が期待できます。
というところでしょうか。

一方、売主や仲介業者にとって「ホームインスペクション」を行うことによって起こりうる懸念点もあります。
それは、万が一、致命的な不良箇所が発見された場合、売買ができない事態に陥るということです。
しかし、不良箇所を隠して売買すると言うことは、トラブルの元となります。
現状の中古住宅市場は、過去の取引事例や築年数などによって価格が決定し、売買されています。
中には、築年数が古くてもメンテナンスによって、それ以上の価値のある物件もあるでしょうし、その逆で、築年数はそれほど経っていなくても、価値のない物件もあるでしょう。
「ホームインスペクション」を実施し、売主も買主も、そして仲介業者それぞれが建物に関して理解し、納得した上で売買するのが当たり前になる業界になるといいですね。

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