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誰と誰が住むかで変わる?良好な二世帯住宅の考え方とは?

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誰と誰が住むかで変わる?良好な二世帯住宅の考え方とは?
 

◎息子夫婦と親が住む

息子は家を継ぐもの、娘は嫁に行くもの、そして、親の面倒をみるのは男(実際にはその妻)と長い間考えられてきたため、息子夫婦とその親との同居というパターンが二世帯住宅のほとんどです。
息子夫婦といっても、特に長男が多いようですが、最近では、次男、三男といった立場の息子夫婦が二世帯住宅に入るケースも増加しています。
兄弟の誰が二世帯住宅に住むかは、それぞれの配偶者との関係や仕事などによって状況は変わります。
しかし、兄弟の誰かが親との同居に踏み切ったとしても、将来的には親の介護や遺産相続といった問題と向き合うこととなり、他の兄弟との関係がこじれる恐れもあります。
そのため、二世帯住宅に住む前に、他の兄弟との充分な話し合いが必要なのです。
息子夫婦が親と住むことには、実はそれほどのメリットはないのかもしれません。
しかし、親にとっては、息子が家を継ぐということの安心感は決して小さいものではないでしょう。
一方、息子夫婦の場合、親との同居生活が穏やかなものになるかそうでないかは、息子の妻次第だともいえます。
親と息子という血のつながった関係の中における、息子の妻の疎外感を他の家族が理解し、さらには息子の妻の親という存在への気配りをつねに忘れずにいることも重要です。

 

◎娘夫婦と親が住む

跡取りの長女が婿養子をもらって家を継ぐという形式で行われてきた従来の娘夫婦との同居も、現在ではあえて婿養子には入らない「マスオさん」タイプの同居が増えています。
親と娘夫婦の同居は、妻とその親が実の親子であることから、深刻になりがちな嫁姑の確執が回避できることが最大のメリットです。
また、娘の夫は在宅時間が短いので、あまり義父母との交流がない分、摩擦も起きづらいのです。
親も、無用の気苦労を避けるために、あえて娘との同居を希望する傾向もあり、親子双方ともこのタイプの二世帯住宅の価値に「気楽さ」を挙げています。
しかし、親と娘夫婦の同居において注意しなくてはならない点もあります。
その一つが、存在感が希薄になりがちな娘の夫への配慮です。
親は、娘夫婦の関係を悪化させないために、娘の夫をしっかり立てる意識をもつ必要があります。
また、いくら気心が知れている娘であっても、結婚して自分の家庭を築く中で、家事のやり方、食事の好みなど、親とは異なった価値観を培っています。
親子間のほどよい距離間は親と娘夫婦との暮らしにおいても必要です。

 

◎みんなまとめて住む

少子高齢化が進むこれからの時代において、いずれは、複数の親や複数の子が同居するケースも増加してくるものと思われています。
一組の親世帯、子世帯で構成される二世帯住宅のパターンをI型、子世帯の双方の両親と同居するパターンをV型、親世帯と複数の子の世帯が同居するパターンを逆V型と定義します。
・V型の展望
一人っ子夫婦や長男長女夫婦などが増えると、子世帯の双方の両親と同居するV型にならざるを得なくなることが考えられます。
V型では、どちらの親にも目が行き届き、健康面を把握しやすく、また、親同士が競い合って健康を保つようになるというメリットがあります。
V型には、片方の親が持っている土地にもう片方の親と子らがやってくる場合と、三世帯がそれぞれ住まいを処分して一から土地や建物を求める場合の二通りがあります。
しかし、親世帯が高齢になればなるほど生活環境の変化に対応できなくなってくるので、V型を実行する場合は、少し早いうちから計画を立て、話し合う方がよいでしょう。
・逆V型の展望
子の経済状況が芳しくなくなると思われるこれからの時代に、財力のある親は、親世帯と複数の子の世帯が同居する住宅を前もって計画しておくことで、子や孫たちの生活をサポートすることができます。
たとえば、限られた土地を子どもたちに平等に分配するという意図でマンションなどの共同住宅を建て、それぞれの子に1戸ずつ区分登記させるやり方なども、広義の二世帯住宅と言えますし、兄弟全員が高齢化した頃には、この共同住宅が一族の老人ホームとして機能するかもしれません。

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